息子が通っている体操教室の先生が、いつも子供達に素敵な励ましの言葉を言ってくれる。
子供達は今、縄跳びをやっていて、それぞれ自分の課題に挑戦している様子。
二重跳びやあや跳び、はやぶさ(はやぶさという跳び方があるらしい)等々。
自分の課題の種目が出来る様になると、跳べる数を増やしていく。
でも、新たに挑戦する種目ははじはもちろん跳べない。
そんな子供達に先生が投げかけた言葉。
「まずは、「0」から「1」にしよう。0だったらずっと0のまま。
でも、それが「1」になったら、2・3・・・と増やすことができる。」
それを聞いて、なんでもそうだと思った。
動かなかったらずっとそのまま。
でも、1歩踏み出すことで必ずその先に進むことが出来る。
失敗だって、進化だ。
なにもやらなければ失敗もないけれど、そこから学ぶこともない。
ということは、成長もない。
子供達の縄跳びを見ていて思うけれど、「0」から「1」にするまでが大変そう。
何度も何度も失敗してなかなか跳べない。
しかし、「1」跳べるようになると、その先「0」から「1」にするよりも
はるかに短い時間で数多く跳べるようになっている。
重たい歯車や車輪のように、なんでも初めの一歩転がすのが大変なのだろうけれど、
回り始めたらその先に進むことができる。
そして、もう一つ。
子供達がそれぞれ挑戦している縄跳びの種目を、一人一人、みんなが見ている前で披露する。
すると、みんなが観ている前で挑戦することになる。
本人は緊張するだろうけれど、みんなが挑戦者を応援している。
その時に新記録が出ることが多い。
その場の空気というか、エネルギーというか・・・
みんなの応援の力と、応援してもらっていると感じながら跳ぶ力で
新たな力が発揮できるのかもしれない。
子供の頃にそういう経験をしておくと、やればできると思えるようになるだろうし、
人も自分も信頼できるようになると思う。
自分一人では生きていけないことも感覚的に分かるようになるだろうし、
心が強くなり、大人になってからも自分自身に挑戦することが
できるようになるのではないかと思う。
まずは「ゼロ」を「イチ」に。
きっとその後、2・3・・・といく(Ü)