私たちは概して欠けている方に目が行きやすいように思う。
それは、足りないという不足感だったり、欠点だったり。
それ故に、その欠けている部分を補おうと
頑張りすぎたり、欠けていることに対してストレスを感じたり、
必死に欠けている部分を埋めようとしたりする時がある。
それは結局、足りない部分を埋めようと、足すことに目が向いて
しまいがちになるということではないかなとふと思った。
だから、足すことばかりに目が向いていたものに対して、
思い切ってやめるとか、逆に減らしていくなどの
逆の発想を提案されると目からウロコになるときがある。
少なくとも私はある(笑)
「押してもダメなら引いてみな」という言葉があるけれど、
押せ押せばかりに意識がいっていると、引くことをスッカリ忘れてしまう。
引いてみるだけのことなのに、気づきにくくなっている。
難しく考え、もがく。
だから、もし苦しくなったり、押しても押しても上手くいかないときは、
逆の発想、引いてみるのも十分ありだと思う。
引いてみる事の方が大切だったりすることも絶対にある。
最近、仙腸関節の話を自力整体教室でしているが、
生理中、特に生理の終わった後2-3①は無理に動かない方が
いいとお話をしている。
(身体は産後と同じ状態で、ここで無理をすると骨盤が歪みやすくなり
後にひびく)
解熱後も同じ。
ゆっくり休む必要がある。
そうすることで、風邪を引く前より元気に回復したりする。
頑張らずに、むしろなにもしないという選択、
足さずに減らしていくという選択、
それが、次の行動のプラスに繋がるということもある。
押してもダメなら引いてみな( ̄∇ ̄)