水たまりに入りたかったら入ってみるという経験。

高校時代の音楽の先生(女性)が、
自分に子供が生まれたら、
「水たまりをわざわざ避けて通らせるようなことはしたくない。」
と言っていたのが、妙に印象的で今でもたまに思い出す。

雨が降って、道路に水たまりが出来て、
子供がその中をビシャビシャ歩こうとする。
それを親が先回りして、濡れるから水たまりを歩くのをやめなさい。
と、ついつい言ってしまいがちだけれども、そういうことはせずに、
水たまりに入ったら濡れるという経験を子供にしてもらう。
ということだ。

水たまりに入った子供は、冷たいと思うかもしれないし、
濡れて嫌だと思うかもしれないし、反対に面白くてもっと
バシャバシャするかもしれない。
それでどうしたいのかはそこから自分で決められるし、
考えることができる。

大人は経験があるから、
水たまり=入ったら濡れる=服も濡れる=洗濯も大変、風邪もひくかも?
等々色々と考えてしまい、先が想像できる分先回りしがちだ。

でも、その想像できる範囲は経験がある分、子供よりも狭いかもとも思う。
(もちろんそうでない人もいると思うけれど)

子供が水たまりに入って体全身で感じる体験は、きっと大人が考えるより
もっと自由にもっと広く広がっていく可能性があるのかもしれないと。
もしかしたら、その経験がきっかけで何かに興味を持つかもしれないし、
発見があるかもしれない。

私もそうは思っていても先回りしてしまうことが多い。
もちろん、本当に危険があるから先回りしていうこともあるけれど、
大抵の場合は、結局自分自身が大変になるから(例えば水たまりに入って、
洗濯するのが大変、子供が風邪を引いて大変など)自分自身のエゴで
先回りするケースが多いと感じる。

そうして、子供の可能性を狭めてるなと反省するのだけれど(笑)。

その音楽の先生が言っていた言葉を思い出し、
もし、水たまりを避けて通れば、その水たまりに入ったらどうなるのか?
どういう感じがするのか?が分からないままになるなと。
(あくまでも危険なこと以外に限った話)
逆に、子供はなんでも経験し、体験することで自分の中に取り込んでいくのだろうと。

きっとそういう経験はたくさん必要で、あればあるだけ頭の引き出し
(経験と自分の身体で感じ、考える)が増えていくのだろう。
それはできるだけ大事にしたい。
それは、大人にも同じことがいえるのではないかと思う。

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