整体の操法でも、身体をほぐす施術でも、
その症状が出ているところだけをどうにかしようとして、
その一点に力が入ったり、、、
例えば、その一点めがけて親指の力だけで押すと、
相手は痛みだけにしかならないし、
施術している方も疲労する。
変に力が入ってしまうと言うのだろうか。
きっと施術している方の疲労も相手に伝わる。
上の例えでいくと、親指だけでなく、身体全体から
その一点に集中しつつ、そこから身体全体への
広がりを意識すると、施術されている方は
不思議と重さや痛さを感じず、その一点から
身体全体へと広がる心地よさを感じるし、施術している方も疲労しない。
それは色んな物事にも共通することなのだと思う。
一点を意識するあまり周りが見えなくなり、
上手くいかない場合などがそうではないかと思う。
頭でっかちで頭で色々考えるのではなく、
俯瞰する力。
先程、一点に集中しつつ、そこから身体全体への広がりを意識すると
書いたけれど、きっとそれを越えた究極は無意識に(本当に自然に)
なるのではないかと思う。(そこに至るまでは意識的な訓練は必要だと思う)
何事もその方が相手も自分も心地よい。
真の自然は本当に心地いいのだと思う。
今日はそんなことを思った。
気持ちの面でも身体の面でもそういう
ナビゲーターになりたいと思うし、施術者に
なりたいと思う。