自力整体では実技前と後の動作確認を行っています。
ストレッチや施術なども行う前と後の動作確認をすると思います。
両手をバンザイしてみたり、足の上げやすさを確認したり、
体の捻じれを確認したり。
なぜ動作確認をするのか？
一つは、動作確認をすることによって、今の自分の身体の状態を把握することができる。
のだと思います。
日常生活を送っている間は、決まった動作の繰り返しがほとんどだったり、
自分の癖ややりやすい方で行動することが多かったりと思うので、
自分の身体の状態に気づきにくいかもしれません。
左右差は特に。
バンザイしてみてよくよく自分で自分の身体を観察してみて初めて、
あれ？右は上げやすいけれど左は上げにくいな・・・などということに
気づいたり、体の捻じった感じも左右差が大きかったり。
「今の自分の状態を把握する」ことは、日常生活においても様々なところで
必要なことだと思いますが、体に関しても同じですね。
(そのことが個人的には一番難しかったりするのですが・・・（‐∀‐；；)
もう一つの理由は、効果を実感し、脳に覚えさせるため。
効果があるのかどうなのか分からない、なんとなく気持ちよくなったけれど、
どこがどうなったのかは分からない・・・
ということだと、なんとなくやってなんとなく終わってしまいます。
体の動作の前後確認をすることで効果が実感できれば、それは脳の記憶として
残ります。
すると、これを行うことで効果が出るという意識を持つようになる。
なんとなく行っていると効果もなんとなくのままですが、
自分で効果があると実感し、良い方向へ意識を持つということは、
それだけで効果アップへと繋がります。
自分の身体の今の状態を把握し、変化を実感し、脳に記憶させ、
良い方向に意識を向けやすくする。
・・・ということで、体の動作確認を行う理由をこれまた意識して
行ってみるとふっと腑に落ちる部分もあるかもしれません(Ü)
