母方の祖母の話。
母方の祖母の家には、小さい頃からよく泊まりにいっていた。
亡くなったのがほんの数年前なので、大人になってからも
よく泊まりに行っていた。
(住まいが吉祥寺近くなので、吉祥寺で遊びがてら泊りに行っていた(笑))
小さい頃は、祖母の家に行くとアイスクリームを手作りしたり、
近くでヨモギを摘んで草餅を作ったり。
手作りの楽しさや美味しさを教えてもらった。
遊びに行くと、太陽がたくさん当たる窓際には、かぼちゃの種や
魚の骨が干されていて、魚の骨せんべいなどにして出してくれた。
茶道の先生をやっていたこともあり、玄関とお庭はいつもきれいにしていて、
床の間には掛け軸とお庭で摘んだ花が活けられていて、
寒い時期にはそれを見ながら、炉の釜でお湯が沸いているのを、
脇でゴロゴロで寝転がりながら(笑)、なにかホッとする空間を楽しんでいた。
洗濯ものを沢山出して、「洗濯ものが多くなっちゃってごめんね」と言うと、
「お祖母ちゃんが洗濯するわけじゃないもの。洗濯機がぜーんぶやってくれるんだから
いくらでも出しなさい」
と言ってくれる。
何かをこぼして床を汚しても、それを拭いてくれた後に、
「お陰で床が綺麗になった」
と言ってくれる。
その発想が、考え方が凄いと思った。
なんて、前向き!こういう風に考えられたらいいなと思った。
見習おうと思った。
猪突猛進なところもある祖母だけれど、私からみれば丁寧な生き方をしていたのだと思う。
今ある記憶が自分の一部にもなっていくとも思うので、記憶の中からも学んでいきたいと思う。
祖母が寝る時にいつも笑顔で言ってくれた言葉。
「また明日(みょうにち)」
「またあした」ではなく「またみょうにち」
この言葉のニュアンスがとても好き。
ということで、、、
またみょうにち♪