昨日、突然バリの友人(バリ人でガイドさん)からショートメールで連絡が来た。
ごくたまに、友人とショートメールでやりとりをするのだけれど、インドネシア語は分からないし、
いつもローマ字でのやりとり^^;
友人はガイドさんなので、日本語は話せる=ローマ字はOK!
プラスちょっと英語、プラスちょっとインドネシア語がたまに入ったり・・・
でもぜーんぶアルファベットなので、解読難解
昨日は、友人のお子さんが成人式をするという連絡。
ローマ字で「seijin shiki to ha kiri shiki」と書いてあった。
頭の中での変換は・・・
「成人式とは、きりしき」?
「成人式と、は、きり、しき」??
「成人式とは、きり、しき」???
うーーーーん・・・分からん・・・
でも時間があったら電話が欲しいと書いてある。
しばらく考えてから、そういえばバリで歯を削る儀式があるって聞いたことある!と思いだし、
もしかして、「成人式と歯切り式!?」
そして、ググる
バリ島、歯切り式・・・
Potong gigi(ポトン・ギギ)
インドネシア語で
potong=切る
gigi=歯
とのこと。
歯を切るまでいかずとも、歯を削るって・・・
上の前歯の犬歯から犬歯までの6本をヤスリで削るのだそうですが、
犬歯を削ることによって、野獣から人間になるという意味合いが
あるのだそう。
犬歯は獣の象徴らしい。
なので、その獣の象徴を削って、人間になる。
バリの人は生まれてから様々な儀式がありますが、このポトンギギは
その中でもとても大切な儀式らしいのです。
20歳に行うとは決まっていないらしいのですが、
日本の成人式のようなものということで、
友人は「seijin shiki」といったよう。
この儀式までが親の義務だそうで、この儀式を境に子供は自立し、自分に責任を持った人生を歩むのだそう。
恐らく獣の象徴を削って、人間として自立した人生を歩むという感じの儀式なんですね。
なので、成人式のような感じ
友人がわざわざその大事な儀式の当日に連絡をくれて、できれば電話をしてほしいと言ってきてくれるなんて、、、
お子さんが、まだ生まれたての赤ちゃんの時に会っていたのもあり、
ちょっと結婚式によばれる親戚のおばちゃんの気分
夜に電話をしたら、バリにいたら来てほしかった~!と言ってくれました。
そして、この儀式をすることは親の責任なんだとも言っていた。
そんなしっかりとした言葉、私は発せられるのだろうか。。。ともちょっと考えた夜。
節目節目を迎える事で親子共々成長できることもある。
そういったことにも目を向けて、大切にする気持ちを見習いたいとも思った出来事でした。